積立投資の命綱。「生活防衛金」って何?どのくらい必要なの?

投資の勉強をしていく中で、生活防衛金という概念を知りました。

なんでも、投資をはじめるにあたり、これがとっても重要なんだとか。

生活防衛金を貯めるまで投資をしてはいけないという意見が多いのです。

それはなぜでしょうか。

いまいちど、生活防衛金についてじっくり考えてみます。

生活防衛金とは

生活防衛金とは、その名のとおり、不測の事態が起こったときに生活を守るお金です。

つまり、
「何かあって収入が途絶えたとき(突然リストラにあう、病気になってしまい休職を余儀なくされるなど)に備えて、普段どおり生活できるお金をストックしておきましょうね」
ということです。

投資を続けるための命綱

もし生活防衛金を貯めていなければ、不測の事態がおこったとき、もはや投資どころではなくなります。

お金が足りない!とパニックに陥り、せっかくコツコツと積み立てた投資金を、ごっそり取り崩してしまうことになりかねません。

そのとき相場が悪ければ、損失確定です(泣)

つまり生活防衛金とは、いつ何が起こるか分からない人生を生きる私たちが、長期投資をコツコツ続けるための命綱ってこと。

たしかに生活防衛は重要ですね。納得。

生活防衛金って、いくら貯めればいいの?

では、生活防衛金はいくら貯めるのが妥当なのでしょうか。

生活防衛金という言葉の発祥と言われている、木村剛さんの著書を読んでみました。

生活防衛金はいくら必要ですか?

  • できれば二年間、少なくとも一年間は暮らしていけるだけのキャッシュを預金で持っていることが不可欠になります。(p72)
  • 本格的な投資の前に、生活費の二年分を生活防衛金として、早く貯蓄しなければいけません。(p84)

木村剛「投資戦略の発想法2008」

に、2年分!?

以前紹介したように、我が家は年間の生活費を300万で設定しています。

【2017年度の家計予算】固定費・変動費・特別費に分けて家計を管理。DINKSなので今年も300万貯金を目指します

2017.04.03

300万×2年分=600万

うげっ、そんなに必要なの!?(心の声)

生活防衛するために、本当に600万も必要なのでしょうか。

ちょっと自分の頭で考えてみます。

生活防衛金はいくらが適正?

ちなみに、七海家は生活費が3ヵ月分ほど貯まった段階で、フライング気味に投資をはじめてしまいました。(てへっ

言い訳すると、今は投資の値動きに慣れるために少額ずつ積み立てているので、まだ本格的な投資をしているつもりはないのですが…

でも、3ヵ月分ではじめたのは少し早すぎたかもしれません。反省。

2年分の根拠は何だろう

そもそも、なぜ2年分が推奨されているのでしょうか。

前述の著書には、こう書かれています。

職を失うというリスクに対しては、最低二年の余裕はみておきたいものです。二年分の貯えがあれば、一年間は余裕をもって次の職場を探せるのではないでしょうか。あせって、「とにかく何でもいいから仕事をください」と頭を下げて回らずにすみます。(p71)

木村剛「投資戦略の発想法2008」

わかる!

私も転職を2回経験していますが、無職になってからの職探しって、すごくあせります。

たしかに生活費を2年分貯めていれば、少しは精神的に余裕が持てるかも。

私は運よくどちらの転職時も3ヵ月以内では次の仕事が決まりましたが、それは20代だったからということと、単に運が良かっただけだと思います。

実際に投資をしている人は、みんな2年分貯めているの?

投資をしているブロガーさんを見ていると、きっちり2年分貯めている人もいれば、3ヵ月分ほどしか貯めてない人もいるようです。

なるほど。

それぞれの環境や働き方によって、必要額は変わってくるみたい。

で、私たち夫婦の場合はというと。

現在は共働きでふたりとも各種保険に入っているため、万が一のときは失業保険や傷病手当が見込めます。

しかし、リストラや病気になってしまったら、感覚的に3ヵ月分や半年分の資金では心もとない気がする。

となると、やはり1~2年分は必要かもしれません。

1年分だと300万、2年分だと600万ですね。

「万が一のとき」をリアルに想像してみる

ちょっと違和感があるのは、そのような不測の事態に陥ったとき、本当に「いままでの生活水準」を保つ必要があるのかな、ということ。

もちろん、何かあったときに自力で切り抜けるため備えをしておく、という考え方には大賛成なのですが。

しかし、切り抜け方はひとつではないはず。

リアルに考えてみると、そのような事態に陥ったとき、一時的に実家(持ち家戸建て・部屋があまっている)に居候させてもらう可能性が高いと思います。

実際、新婚時は新居が見つかるまで、夫とふたりで実家に住んでいました。

実家に居候した場合の生活費を、仮で計算してみます。

実家に居候した場合の生活費

万が一、リストラや病気などで一時的に実家に居候する場合、削減できる支出は下記です。

  • 家賃
  • お小遣い
  • 通信費
  • 交通費
  • 職場交際費
  • コンタクト代
  • 被服費
  • 誕生日プレゼント
  • 帰省

家賃は甘えるとしても、生活費は自分たちで払うと仮定。

実家には食費・日用品・光熱費などもろもろで、月に6万ほど入れるイメージです。

緊急事態なので、お小遣い・交際費・交通費・通信費などは減らし、生活に必須ではないコンタクト・被服・誕生日プレゼント・帰省などはしばし我慢。

そうすると、実家へ6万・奨学金返済3万・その他3万で見積もり、月12万くらいではなんとか生活できそうです。

12万×2年=288万

だいたいですが、実家に居候させてもらった場合、300万あれば2年くらいは生活防衛ができる計算になります。

七海家の生活防衛金は1年分(※実家に居候時は2年分)に決定

いままでの生活水準を保つ場合は、生活費の1年分。

そして復職まで1年以上かかりそうな緊急事態の場合は、実家に居候させてもらい生活水準を落として暮らすとして、生活費の2年分。

と、いうことで。

300万を七海家の生活防衛金とします。

環境が変われば金額を変更する可能性が高い

生活防衛金300万という金額は、

  • DINKS
  • 実家に居候できる環境あり
  • 両親が元気

という要素が揃っているからこそなので、この先どうなるかはわかりません。

家族構成が変わるかもしれないし、もしかすると両親が実家を売りに出して世界一周の旅にでるかもしれない(笑)

環境が変わるたびに、生活防衛金の額は見直す必要がありそうです。

究極を言えば、2~3年分たっぷり生活防衛金を用意して投資にのぞめば安心かもしれませんが。

でもそれも、月々の投資額が減り(むしろ投資するお金が捻出できないかも)、機会損失に繋がる。

難しいところですが、いいバランスで守りながらコツコツ攻めにも回れるよう、微調整しながらやっていきたいと思います。

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